【脳炎】というワードは、聞き覚えがあると思います。
私もそうです。ただそこから「細菌性」「免疫性」と分かれることさえ知りませんでした。
そんな無知な日常でした。
自己免疫性脳炎・・・
自己免疫性脳炎とは、外部から細菌などが入ると、それをいち早く察知し、病気になるのを防いでくれるはずの、自分の体に備わっている「抗体」が、細菌などの敵と間違って、自分の体を攻撃するという病因によっておこる脳炎です。敵・味方の区別がつかなくなってしまっていた状態です。
痙攣や意識障害、高次脳機能障害などが引き起こされ、昏睡やそのまま死にいたるケースもある病気です。
自己免疫性脳炎の治療法は、症状や具体的な免疫反応に基づいて対応されます。基本的に有効性が確立された治療法が無いのが現状だからです。
あくまで治療の目標は、炎症の抑制や症状の軽減、意識障害や呼吸困難などがあれば人工呼吸器などで対応することになります。
一般的には以下が施されるとのこと。
①「免疫抑制療法」・・・ステロイド治療や免疫抑制薬によって炎症を抑えるなど。
②「血漿交換療法」・・・血漿を交換する治療法。血漿中の異常な抗体や免疫因子を除去する。
③「免疫グロブリン療法」・・・免疫グロブリン(免疫系の一部である抗体)を投与する。免疫反応を調整する目的。
※場合によっては脳炎によるてんかん発作を起こす患者もいるため、抗てんかん薬が処方されるこ とがある。
私に起きた症状は、約一か月の昏睡状態、意識障害・全身筋力低下。
治療法は①と③でした。
コメント